名取市の仮設住宅へ
震災後、宮城県は名取市の仮設住宅に住む方たちの支援を続けている水谷あきさんの活動に、私の住む藤野のさとうますよさん(創作作家)、佐藤泰子(イトオテルミー温熱療法士・マイパートナー)と共に8日、9日で参加してきた。
私が水谷さんと初めて会ったのは、震災の年の3月下旬、藤野で行われた震災チャリティイベント。
水谷さんは、自分は宮城県名取市に藤野に来る前に住んでい たこと、名取市のために何か支援することを望んでいることを私に話してくれた。
私は皆から言葉を集めて作った支援ソングをそのイベントで100人ほどの方 と公開コーラス録音した忘れえぬ日。何かしたい・・という気持ちを持った多くの方が集まった日だった。
その後彼女は一人で支援活動を始め、ほぼ毎月、あるいは月に何度も名取市に足を運び、支援活動を続けてきた。また、彼女の呼びかけにより、多くの物資やたくさんの方の気持ちを避難生活を続ける方々に送り届けることが続いている。
道中、彼女はこんな話をしてくれた。
「私は今まで外国も含めていろんな所に住んだけれど、名取に住んでいた時期ほど、人の親切、暖かさを感じたことはなかった。だからこうして今、恩返しのような気持ちも含めて活動を続けている・・・」
そんな彼女の活動はどれだけ多くの方の心に暖かい明かりを灯してきたことだろう。彼女と話をするお年寄りの方たちの穏やかな顔を見るに付け、築いてきたその絆を感じ…