昨日観た映画『藍色少年少女』
この作品は私の住む地域にある子ども劇団、「ふじのキッズシアター」の演技指導などを行う柳田ありすが発起し、倉田監督と制作会社KURUWAとが三位一体となって作り上げた作品です。
福島から藤野へ保養のためにやってきた少女と迎える側の少年が中心となって繰り広げる、ひと夏の物語り。
実際に私と仲間で福島の親子を迎える保養活動を震災後ずっと行ってきているのだけど、その事実を踏まえて生まれた作品です。
出演者はキッズシアターの子供たちと藤野の大人たち、そしてプロの俳優さん方。
この映画が撮影されたのは2013年の夏。公開されたのが2014年の夏。
そしてこの夏、配給会社とともにロードショウとなりました。
初めて見た5年前の夏、その時の印象と今回観た印象は大分違ったものとなりました。
5年前はちょうど福島の親子さん方を迎えている保養活動期間中だったこと、実際に出演している子供たち、大人たちが私と家族も含めて知り合いばかり、撮影しているのも住んでいる地域、ということで、現実と映画の世界を対比、あるいは混同してしまう見方となっていたようで、映画そのものの評価をするのが一度見ただけでは難しい状況だったのでした。
そして今回、ついにそのベールが剥がれました(笑)。
この映画のテーマは監督が言うように
「本当の幸せとは何か?」
「未来の子供たちへのメッセージ、大人たちの再びの目覚め」
であり、それ自体はよく言われるところ。
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