新しいインディアンフルートの誕生

大麻(おおあさ)を使用したガイネのオリジナルインディアンフルート。 ヒノキ製。 ゆっくり想いを込めて麻を結います。 「二重叶い結び」はさいたま市最古の神社、中山神社で禰宜(ねぎ)さんに教わりました。 このインディアンフルートは音列も通常のインディアンフルートとは違います。 インディアンフルートは近年ではマイナーの5音階が主流ですが、例えばAmキーですとラドレミソラになります。 このひのきのフルートはAmですと、ソラドレミファソラシドとなっています。 インディアンフルートは特別な包み込むような音色が特色ですが、その音色は多くの音が出ないその構造に理由があります。 たくさんの音が出るように作ると、普通の笛の音色になってしまうのです。 ガイネの新しいこの笛は、そのインディアンフルートの音色を残しつつ音域を広げたものです。 和的な曲や明るいイメージの曲も吹きやすくなります。 いろんな曲を吹きたい人にも使い勝手が増えることになりますね。 調をAmやCでなく、F、Dmなどにすることによって更に多くの曲が吹けるでしょう。 そもそもマイナー5音階に固定されているかのような現在のインディアンフルートですが、古い音源を聴けばその音列は様々です。 なので、固定観念は捨てて、いろいろ試してゆきたいですね。 さてこの笛、インディアンフルートの、特に日本の中でのまだ浅い歴史に新しい息吹を与えるものとなってゆくことでしょう。 私も今後が…

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「作る」という私たちの記憶。&WS日程

早いものでもう2月になりました。 録音をもっと進めるつもりでいたのですがなかなか進んでいません・・。 慌てたくないけどもたもたしてたら死んでしまう(笑)。 コラボ作品もあるので今年は何枚かCDを出しますよ♪ 今年は1月から制作WSに来られる方が増えています。 インディアンフルートの他にオリジナルライアーもあるのですが、自分の手で楽器を作りたいとい方が増えている証ですね。 「歴史は繰り返す」と言われます。この半世紀で物作りをする人が極端に減ってきたわけですが、そう人間は物作りから離れられるわけではないようです。 私たちの記憶の中にはそうした多くの記憶が眠っていて、「作る」という人間に与えられた 能力を私たちは忘れずに呼び覚まそうとしているかのようです。 現代人が物を大切にしなくなった最大の理由は自分で作らなくなったからですね。 毎日、どれだけの食べ物が捨てられているのか。 どれだけの産物が廃棄されているのか。 どれだけの人がそこを見ようとしていないか。 私たちは自分で作ることによってのみ、そこをクリアしてゆけるんです。 だからいろいろ作りたいですね。 畑で野菜を育て、花や木を植え、朝日や夕陽を見つめる場所を持とう。 自然の体系の中で自分の居場所が生まれます。 そしてそこから頂戴したもので生活に必要なものを作ろう。 梅干や味噌を作ったり、桜や蓮の花を咲くのを待ちわびたり。 命のありがたみを実感することが出来ます。 自分は世界の一部だと認識…

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